2008-01-01から1年間の記事一覧
日中の気温も20℃を切るようになり、やや強い風に木の葉が散り始めて、ポプラの高い所に巣をかけたカササギが何やら慌てているようです。南仏コートダジュールだけは地中海性気候のため残暑、それでも太陽が傾き、日が短くなってきました。フランスはEUの先頭…
日の出 07時13分・日の入 20時25分 パリ 朝夕12℃・日中18℃ 曇天 − マルセイユ 朝夕20℃・日中27℃ 晴天
スペイン生まれのフランスの画家でキュービスムの創始者、主唱者の一人であるパブロ・ピカソ(Pablo PICASSO(1881-1973))が盛んに活躍していた1947年からフランス文化庁美術館局(Direction de Musees de France)が提案、企画を進めてきた大掛かりな展覧会が60…
8月の或る日、パリ・ドゴール空港の近くに住む20代のカップルが、激しい頭痛と高熱、下痢等の症状を訴えて病院を訪れ、診察と検査を受けたところ、マラリヤの一種と診断されて入院しました。この病気は当地に存在するものでなく、しかもこの若いカップルは未…
と伝えました。まるでボクシングの試合で“タオルを投じた”ような表現です。
パリ市観光局の調べによりますと、今夏のパリは外国人旅行者が減少、特にアメリカ、日本からのツーリストが目立って減り、原因は運賃値上がり(ガソリン税高騰)、ユーロ高が考えられます。それに代わって列車<ユーロスター>で2時間15分のロンドン、<タリ…
夏休みも終って新学期( C’ EST LA RENTREE ) 北京のオリンピック大会も賑やかに閉幕、当地は幸い酷暑にも見舞われること無く夏休みが終って、学校は新学年を迎えました。4月から始まる日本と違って、こちらは9月から始まります。スーパーマーケットを始め…
日の出 06時15 ・ 日の入 21時39 パリ 朝夕17℃・日中30℃ 晴天 ストラスブール 朝夕13℃・日中27℃ 晴天
"A Photographer’s Life, 1990-2005"と題した当展は、ニューヨークのブルックリン美術館の企画になるもので、デミ・ムーアの美しくも奇抜な臨月の姿、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが裸で抱き合った姿、赤いシーツに横たわるブラッド・ピット、等々プライベ…
太陽王ルイ14世の元帥で戦術建築を専門とする軍事技術者のヴォ−バン(Sebastien LePrestre de Vauban(1633−1707))が設計・監督したフランス国内151ヶ所の中の12ヶ所の城砦(la citadelle),城壁(l’ enceinte),監視塔(la tour observatoire),要塞(la forteresse)…
美術館となっているグリマルディ城(Chateau Grimaldi)は、地中海に面して、古くはギリシャ人の町であったアンチポリス(Antipolis)の城砦として建てられ、中世期には代々の司教が住み、1385年―1608年にはモナコのグリマルディ家の居城でしたが、その後はアン…
郊外電車のダイヤが12分間隔から21分間隔になり、早朝・夜間は8輌編成から半分の4輌編成となり、乗客の顔ぶれも変わって、耳慣れない言葉も賑やかな車内に、夏休みを感じています。線路際の土手には、子供の背丈程もある夏草が生い茂って、早くも枯れ始めま…
先日のチェコ公式訪問の際、サルコジ大統領がプラハ政府への贈物として持ち込んだ高さ3,5mもの人間が炎に包まれた彫刻像は、1968年ソビエトの侵攻に抵抗して犠牲となった学生ヤン・パラシュ(Jan Palach)を追悼したハンガリーの彫刻家アンドラス・ベック(Andr…
直線、曲線、点、円、輪、楕円、等のジェオメトリーを使って錯覚的効果を狙った抽象的美術<OP ART>(オプティカル・アート(l’ art optique))の代表、1931年ロンドン生れ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに学んだ英国の女性画家ブリジェット・ライリー…
ステンドグラスで囲まれたチャペル、聖ルイがキリストの遺品を祀る為に命じて1241年―1248年に建てられたゴシック様式の傑作、年間80万人もの人が訪れ、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔に次ぐパリ第3の名所も、19世紀に30年がかりの大修理が為されて以来、…
緑、青、白の三色に塗られた70人乗りの双胴船<ヴォゲオ>がパリ13区オステルリッツ駅からマルヌ渓谷メゾン・アルフォール(Gare d’ Austerlitz – Maisons Alfort)までの区間に開通しました。ヴェニスのヴァポレットのように市民の足として親しまれると同時に…
ルモンド紙系の某紙によりますと、フランスは訪れる観光客の数では世界一、それでは外国でのフランス人観光客はどのような評価を得ているのでしょうか、各国の観光案内所やホテル、レストラン等関係業者にアンケートしたところ、フランス人は外国語は全く苦…
夏至が過ぎれば毎日1分2分と日が短くなっていくのを感じて、何となく淋しいような気がします。日本が丁度梅雨の頃、当地は激しい雨風、と思えば強い夏の陽光が眩しく、並木の濃い日陰を通れば、菩提樹の花の仄かな芳香にホッとひと息、暑さも忘れます。そん…
インフレを追って7月1日より公共運賃(les tarifa des transports en commun)が平均3%値上がりする旨発表がありました。それによりますと、パリ市内メトロ、バス、市電等共通乗車券(ticket t+)は1,50から1,60ユーロ(+6,7%)、10枚一括のカルネは11,10から11…
1993年パリ市が創設した市民の為のジャズ・フェスティヴァルは今年15回目を迎え、今や夏の恒例行事として親しまれています。会場はヴァンセンヌ城を横切った森の入り口にある広大な花の公園の中、余程の嵐でない限り雨が降っても催行出来る様にテントが張ら…
パリ市観光事務所(Office du tourisme de Paris)の発表によりますと、2007年度のヨーロッパ以外の国からの観光客は、人数的にはアメリカ、ブラジル、日本、ロシアそして香港を含む中国からで、目的は文化・歴史に次いでモードが掲げられています。ショッピン…
毎回ドーピング騒動で不名誉な自転車のロードレース、今年は特に厚生省(Ministere de la Sante),青年スポーツ省(Ministere de la Jeunesse et des Sports),国際サイクリスト連合(Union cycliste internationale)が世界ドーピング防止局(Agence mondiale anti…
私が利用している駅はパリから20分程、郊外電車RER・B線の終点です。この駅には鳩は勿論、カラス、カササギ、シジュウカラなど沢山の鳥がさえずり、飛び交っています。もうツバメもやって来ました。中でも面白いのがスズメ達、電車が着いて客の乗り降りがひ…
2007年度の記録では、無免許運転で逮捕された数だけでも93053人に上り、2005年度は72000人でしたから次第に増える傾向にあります。免停中や無効になった免許証、外国の期限切れ免許証等での運転、これは捕らえてみないと判らず、書留で召喚状を送っても宛先…
郊外電車RER B線のリュクサンブール(Luxembourg)駅は地下にプラットフォームがあって、そのカーヴした大きな壁には嘗て沢山の広告が競っていたのですが、最近では大半が芸術作品で飾られるようになりました。主には都会に関するエコロジックなテーマで、写真…
修道女が描いた修道院内の日々の光景、洗濯、アイロンかけ、草むしり、畑仕事、祈り等デッサンとグワッシュ60余点を展示する珍しい催しです。ジュヌヴィエーヴ・ガロア(1888−1962)は1917年ベネディクト会に入る迄は風刺画家(caricaturiste)になるべく勉強し…
ブローニュの森の一角、緑に囲まれた国際オープン・テニス場<ローラン・ガロス>は、設立80周年を迎えて今年も5月25日から6月8日迄、第75回国際トーナメントが、22面のコートで繰り広げられています。デビス・カップをフランスに招く為に1928年に造られたこ…
日中は明るく暑く、朝夕は涼しい好天が続いて、マロニエや桐の花は散り、赤と白の西洋サンザシ(l’ aubepine)が咲いたと思えば、今度はロビニエ(le robinier ニセアカシア)が咲き出しました。1601年、植物学者のジャン・ロバン(Jean Robin)が北米から持ち帰っ…
アルプス山中の小村ロー(Laus)の17才になる羊飼いブノワット・ランキュレル(Benoite Rencurel)に1664年聖母マリアが出現、その後特に視力が奇跡的に快復する人が相次ぎ、既に巡礼地として多くの人が訪れていましたが、この度聖母出現の聖地として公認され、…
当通信の第1号(3月15日発信)で“気になる老婦人<ルイーズ・ブルジョワ>”としてご紹介した今年96才の現代彫刻家ルイ−ズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)のポンピドゥ・センターで開催中の展覧会は、過去1ヶ月に125000人が訪れ、現存するアーチストの展覧会…