No.5 Paris, le 27 MAI 2008

日中は明るく暑く、朝夕は涼しい好天が続いて、マロニエや桐の花は散り、赤と白の西洋サンザシ(l’ aubepine)が咲いたと思えば、今度はロビニエ(le robinier ニセアカシア)が咲き出しました。1601年、植物学者のジャン・ロバン(Jean Robin)が北米から持ち帰って植えたので<ロビニエ>の名が付きました。パリで一番古い木がこのロビニエで、流石にコンクリートの柱で支えられていますが、ノートルダム大聖堂の近くサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会(St.Julien-le-Pauvre)横の公園で400才を超えた今でも、しっかり花を咲かせています。ロビニエは見かけによらず根が強いのしょうか、線路際や高速道路脇の土手などに多く見られます。これからは、木々に青葉、窓辺に赤いゼラニウム、庭に色とりどりのバラ、野原にコクリコ(ヒナゲシ)等の草花、…………夏に向かっています。