サント・シャペル修復 ( LA RESTAURATION DE LA SAINTE CHAPELLE )

ステンドグラスで囲まれたチャペル、聖ルイがキリストの遺品を祀る為に命じて1241年―1248年に建てられたゴシック様式の傑作、年間80万人もの人が訪れ、ノートルダム大聖堂エッフェル塔に次ぐパリ第3の名所も、19世紀に30年がかりの大修理が為されて以来、公害に因り鉄は黒く錆び、ステンドグラスに上塗りしたニスが曇って暗くなった為
8世紀前の建立当時の明るさを取り戻そうと、この度5年の時間をかけて清掃・修繕を行うことになりました。15点のステンドグラスの中の7点(les 7 verrieres)と西側の大バラ窓(la grande rose)それに大天使聖ミカエル像(la statue de l’ archange Saint Michel)が対象、その中3分の2はアトリエに運ばれ、赤外線を使った慎重な作業が行われます。完成は2013年になりますが、サント・シャペルには修復中も入場出来ます。