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夏休みも終って新学期( C’ EST LA RENTREE )
北京のオリンピック大会も賑やかに閉幕、当地は幸い酷暑にも見舞われること無く夏休みが終って、学校は新学年を迎えました。4月から始まる日本と違って、こちらは9月から始まります。スーパーマーケットを始め各店では<新学期大売出し>とばかリ、派手な宣伝を繰り返します。ランドセルは色とりどりに形も様々、服装はむしろ懐古調、さてどんなノートを準備すればよいのか、教科書同様に学校の指示が待たれます。第4号でお伝えしましたが、今学期より小学校は週24時間授業で水曜と土曜はお休み、補習が週2時間となります。しかし、入学手続きをする事も知らず、近所の学校へ直接に子供を連れてやって来るお母さんが何人もいるとか、文化も異なる世界各地から人が集まって住むフランスですから、学齢期に達したからと云っても様々、同い年でも<出来る生徒>と<出来ない生徒>の差も大きく、先生方が大いに悩むところです。
電車の時間割は夏休み用のまま、車輌の編成も短かったりするのですが、今夏は早く仕事に出る人が多かったのでしょうか、8月末より大変に混み合い、十分休んで気分転換を図って元気なはずが、不満気な様子、私共よりも印刷の濃い顔つきだけに仏頂面が目立ちます。<ヴァカンス>とは休養の為か疲労の為か、漫画の主人公ティトフ(Titeuf)だけが元気に連載を再開しました。(Titeuf fait sa rentree trop content..........) 
並木のマロニエの葉が既に色付いて、風にカサカサと乾いた音を立てています。