ピカソ、今秋のパリの王様 ( PICASSO, ROI DE PARIS A L’AUTOMNE )

スペイン生まれのフランスの画家でキュービスムの創始者、主唱者の一人であるパブロ・ピカソ(Pablo PICASSO(1881-1973))が盛んに活躍していた1947年からフランス文化庁美術館局(Direction de Musees de France)が提案、企画を進めてきた大掛かりな展覧会が60年を経た今秋に実現、パリの三大美術館にて10月8日より同時開催されることになりました。主題はいずれもユニークな比較対照(une confrontation unique)で、巨匠ピカソの大作を振り返るには又とない機会かと思われます。グラン・パレでは<ピカソと巨匠達>と題して、ピカソに影響を与えた画家グレコ、ヴェラスケス、ゴヤプッサンシャルダンダヴィッド、アングル、ドラクロワ、モネ、クールベロートレックドガセザンヌルノアールゴーギャン、ルッソー、レンブラントゴッホ等々の210点に及ぶ大作を展示、 ルーヴルでは<ピカソドラクロワ “アルジェの女達”>とのテーマでドラクロワ(Eugene Delacroix(1798-1863))の大作とピカソの作品を対照的に展示、そしてオルセーでは<ピカソ・マネ “草上の昼食”>をテーマにマネ(Edouard Manet(1832-1883))の大作とピカソの改作などを比較展示します。半世紀以上に亘る準備に、公的機関や私的コレクションなどへも参加を呼びかけて集めた大作の数々を鑑賞すべく、なるべく大勢の人達に公平な機会を提供しようと来年2月2日迄の長期間の開催ですのでご案内します。
2008年10月8日より2009年2月2日まで = (1)
Galeries nationales du GRAND PALAIS 火曜日休館(メトロChamps-Elysees Clemenceau)(2) Musee du LOUVRE 火曜日休館 (メトロPalais Royal-Musee du Louvre)(3)
Musee d’ ORSAY 月曜日休館 (メトロSolferino, RER C Musee d’ Orsay)