2008-07-10から1日間の記事一覧

サルコジ大統領の贈物 ( LE CADEAU DE SARKOZY )

先日のチェコ公式訪問の際、サルコジ大統領がプラハ政府への贈物として持ち込んだ高さ3,5mもの人間が炎に包まれた彫刻像は、1968年ソビエトの侵攻に抵抗して犠牲となった学生ヤン・パラシュ(Jan Palach)を追悼したハンガリーの彫刻家アンドラス・ベック(Andr…

ブリジェット・ライリー回顧展 ( BRIDGET RILEY, RETROSPECTIVE )

直線、曲線、点、円、輪、楕円、等のジェオメトリーを使って錯覚的効果を狙った抽象的美術<OP ART>(オプティカル・アート(l’ art optique))の代表、1931年ロンドン生れ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに学んだ英国の女性画家ブリジェット・ライリー…

サント・シャペル修復 ( LA RESTAURATION DE LA SAINTE CHAPELLE )

ステンドグラスで囲まれたチャペル、聖ルイがキリストの遺品を祀る為に命じて1241年―1248年に建てられたゴシック様式の傑作、年間80万人もの人が訪れ、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔に次ぐパリ第3の名所も、19世紀に30年がかりの大修理が為されて以来、…

水上メトロ<ヴォゲオ>  ( « VOGEO » UN METRO SUR L’ EAU )

緑、青、白の三色に塗られた70人乗りの双胴船<ヴォゲオ>がパリ13区オステルリッツ駅からマルヌ渓谷メゾン・アルフォール(Gare d’ Austerlitz – Maisons Alfort)までの区間に開通しました。ヴェニスのヴァポレットのように市民の足として親しまれると同時に…

後ろ指を指されるフランス人観光客 (LE TOURISTE FRANCAIS MONTRE DU DOIGT)

ルモンド紙系の某紙によりますと、フランスは訪れる観光客の数では世界一、それでは外国でのフランス人観光客はどのような評価を得ているのでしょうか、各国の観光案内所やホテル、レストラン等関係業者にアンケートしたところ、フランス人は外国語は全く苦…

No 7

夏至が過ぎれば毎日1分2分と日が短くなっていくのを感じて、何となく淋しいような気がします。日本が丁度梅雨の頃、当地は激しい雨風、と思えば強い夏の陽光が眩しく、並木の濃い日陰を通れば、菩提樹の花の仄かな芳香にホッとひと息、暑さも忘れます。そん…