“ドラクロアへの情熱”展 ( UNE PASSION POUR DELACROIX )

1863年8月13日に結核(la tuberculose)で亡くなる迄ドラクロア(Eugene Delacroix(1798 –1963)が制作に励んでいたパリの住居は現在ドラクロア美術館として知られていますが、この度ドラクロアの作品を主に集めて所有するアメリカの富豪カレンBコーヘン(Karen B.Cohen)のコレクションからデッサンや素描、下絵を含む90点を展示、作品を通じてドラクロワの知られざる面や制作の手法、経緯などを公開しています。インク、アカレル、グワッシュなどで仕上げた1828年制作の“虎に引き倒された野馬”(Cheval sauvage terrasse par un tigre)は激しく、また寅年に相応しい作品と感じました。パリでの展示後は全てニューヨークのメトロポリタン美術館に寄贈される事になっているそうです。Musee national Eugene Delacroix (6,rue de Furstenberg,Paris 6e)にて4月5日迄開催中、火曜日を除く毎日09時30−17時00 入場料5ユーロ、 メトロSaint-Germain-des-Pres下車