パリのサイレン  ( SIRENE D’ ALERTE A PARIS )

パリの空の下、突然にあちらこちらでサイレンが鳴り渡り、何があったのだろう?と思う方もあることでしょう。これは、定期的に毎月第一水曜日の正午に行われる警報装置のテストなのです。私などは初めてこれを聞いた時、戦争中に敵機が近付くと鳴った“警戒警報”を思い出したものですが、今では“あァそうか、今日は第一水曜日なンだ。”と気がつく程に慣れました。こうした大災害や戦争などに備えての警報装置ばかりでなく、パリ市内7ヶ所の地下倉庫には、緊急用の薬品や包帯等と飲料水が各々7000人分ストックされ、6ヶ月毎に入れ替えられています。パリ市以外の市町村も同様の体制で臨んでいるそうです。