パリの交通費値上げ ( LA HAUSSE DES TARIFS DE TRANSPORT PARISIEN )

毎年7月から交通費の値上げが行われますが、当局としては、今年は値上がり率を平均2%以下に押さえたい(La hausse limitee a 2% en moyenne a partir de juillet 2009)と話しています。但し、パリ市内のメトロ、バス、市電、RER線の均一料金は今と同じ1,60ユーロで変らず、定期券(Navigo)の料金が値上がりするようです。詳細は間もなく発表されますが、パリと郊外とを結ぶRER各線の運賃を、現在行われているような6区間制などの格差を無くして均一化すべきとの意見も多く聞かれます。高性能な新車の導入、古い車輌や駅舎の改造、路線の延長又は新設、運行回数の増加など、努力を続けているパリ市交通営団(RATP)としては、更に失業者の増加、従業員のストライキ、乗客による暴力や破壊行為などの問題を抱えて、どのような解決策を見出すか正に注目されています。