新たな小学校教科プログラム ( LA NOUVELLE ECOLE EST ARRIVEE )

サルコジ大統領が唱える改革(REFORME)案の一つ、小学校上級の教科プログラムが発表され、この9月の新学期から実施の運びとなりました。それによりますと、CE2(小学校3年生に該当)、CM1(小4)、CM2(小5)の生徒662万人余りを対象に、先生が約36万人、水曜日と土曜日はお休みで週24時間授業、内訳は国語(フランス語)が週8時間、算数5時間、体育3時間、理科2時間、地理・歴史2時間15、美術史を含む図工2時間15、そして第二語学1時間半となっています。更に、全体の15%を占める標準に達しない生徒達のために週2時間の補習(le soutien scolaire)が決められましたが、こうした生徒達の家庭を見てみますと、親が無職或いは不定職が41%を占め、家庭環境がいかに大切であるかを示しています。又、現在中学1年生の読み書きの力は、10年前の小学5年生程度であると付記されています。