音楽博物館再開  ( LA REOUVERTURE DU MUSEE DE LA MUSIQUE )

1997年にパリのヴィレット(la Villette)に開館した当博物館は、より心地よく、楽しく、充実した新しい“音の散歩道”を提供すべく、2年の歳月をかけて改築していましたが、この度装いも新たに再開しました。空調装置の改善は勿論、珍しい当館ならではの楽器のコレクション、例えばアドルフ・サックス(Adolphe Sax)のサキソフォンショパンのピアノ、ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt)が弾いたギター、珍しい1716年製ストラディヴァリウスのヴァイオリン、美しい装飾が施された17世紀の華麗なクラブサン、等々1000点余りの楽器に加えて、楽譜や各種の資料、絵画、彫刻などを17世紀から20世紀に至る時代を世紀毎に分け、更に世界の音楽をひとまとめにして、2000m2の館内にダイナミックに展示、過去4世紀に亘る西洋音楽を中心に紹介しています。展示ばかりでなく、毎日音楽家がやって来て常に何かを演奏、時には展示している楽器を使ってのコンサートなども開かれています。オーディオガイドの貸し出しは無料です。
MUSEE DE LA MUSIQUE Cite de la musique, 221,avenue Jean Jaures, Paris 19区
月曜日を除く毎日 12h00−18h00(日曜日は10時開館)入場料8ユーロ
メトロ Porte de Pantin下車   お問合せ = 電話 01 4484 4500

パリの交通機関 ( LES TRANSPORTS PARISIENS )
― 運賃改訂 (l’ augmentation des tarifs de transport)
毎年7月1日からパリ市内及びパリ郊外(l’Ile de France)のメトロ、バス、路面電車、RER郊外線の運賃が改訂されます。参考までに記しますと、パリ市内メトロ、バス、路面電車、RERのどれにも使える共通乗車券(t-ticket)=1,60ユーロ、10枚まとめ買いのカルネ(carnet)=11,60ユーロ、パリ郊外(例)パリ市内―ラ・デファンス(Paris - La Defense RER)
=2,25ユーロ、カルネ=18ユーロ、パリーヴェルサイユ(Paris – Versailles)=2,95ユーロ、パリードゴール空港(Paris – Aeroport de Roissy CDG)=8,50ユーロ(因みにバス(Roissy Bus)=9,10ユーロ)等となっています。尚、パリ市内のバスからバス又はバスから路面電車(又は逆)への乗り継ぎは最初の切符で1時間半以内は自由に乗り継ぎが出来ます。但し、往復の行程やメトロへ・からの乗り継ぎ、バスに乗った時に運転手さんから買った切符はその限りではありませんからご注意下さい。それから、運賃改訂以前に購入した切符はそのままお使いになれます。
― 夏期工事 (les travaux de l’ete)
利用客が少なくなったヴァカンス期をねらって、各線各駅の改装、改築、保線工事などが行われています。メトロ1号線のGare de Lyon駅=7月17日22時から19日迄プラットホーム改装工事の為閉鎖、メトロ12号線Porte de Versailles駅からMairie d’Issy駅の区間は7月24日から26日迄軌道工事の為運行停止、メトロ13号線Porte de ClichyとAsnieres Gennevilliersの区間 7月5日から8月27日の期間、日曜日から木曜日迄の毎夜22時から翌朝5時半迄、軌道工事の為運行停止、代替バス有り。路面電車T1号線ではGare de Saint-DenisからLa Courneuveの区間、8月21日迄区間内各駅の改築工事の為運行停止、代替バス運行、等々、詳しくはwww.ratp.frをご覧下さい。
― パリの交通案内 (Paris cet ete)
パリ市交通営団(RATP)とパリ市及びパリ市観光局が共同で毎年7、8月のヴァカンス期に市内主要各駅32ヶ所にスタンドを設け、若者200余人を配して、主に観光客を対象に、パリ市内のメトロやバス等の交通案内を行っています。仏、英語は勿論、言葉に堪能な若い人達が選ばれて、元気に応対していますが、日本語を話す人も何人か居るとの事です。
― RER E線開通10周年 (le RER E a dix ans)
RER A線の混雑緩和を目的に開設され、二階建ての電車が走り出してから既に10年が経ちました。現在はギャラリー・ラファイエット・デパートの地下オスマン駅(Haussmann)から東の郊外シェル・グルネイ(Chelles-Gournay)とトゥルナン(Tournan)を結んでいますが、今後2020年を目標にラ・デファンス(la Defense)までの延長が既に決定されています。