パリにも春の訪れ  ( LE PRINTEMPS EST VENU A PARIS )

3月になりました。やっと寒さが弛んで空気にやわらかさが感じられるようになり、何かワクワクするような気持ちで、何処かに何かが芽を出し、花が咲いているのではないかと、毎朝バルコンから、そして毎日の電車の窓から眺め回していたのですが、真っ先に柳が芽を吹き、未だに枝ばかりの木が多いだけに目立ちます。土手にプリマベーラが、庭の芝生にクロッカスが、レンギョウが、と次々に咲いて忙しくなってきました。木々の枝先が膨らんで、勢いよく真っ直ぐに天に向けて伸びて行く様を眺めるにつけ、元気と勇気を与えられる思いがするのですが、アレルギー症の方々にとってはお気の毒、それどころではないのかも知れません。これからどんどんと日も長く明るく暖かくなって、何かは判りませんが期待が出来る、希望が持てる気も致します。春の訪れです。