最初の郵便切手 ( MISE EN SERVICE DU PREMIER TIMBRE-POSTE )

最初に郵便切手が使われたのは今から160年前、1849年1月1日の事。それまでは手紙を
受け取った人が代金を支払っていました。受取人は払いたくないものですから、差出人は記号をこしらえて、それを紙に大きく濃く書いて透けた封筒に入れ、受け取ると透かして中の記号を読み、代金を払わずにそのまま返したといいます。フランス政府は郵便局の前身を創り、送り主が送料を払うシステムを確立、フランス造幣局(la Monnaie)の彫版師ジャック・ジャン・バール(Jacques-Jean Barre)がローマ神話の豊かな実りの女神ケレス(Ceres)
の肖像を彫って7,50gまで20サンチームの切手を印刷、最初の切手となりました。