厳寒  ( LES GRANDS FROIDS )

皆様それぞれに新年をお迎えの事と存じ、遅まきながらご挨拶を申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い致します。当地は寒波(la vague de froid)が押し寄せ、全国的に寒さの厳しい正月となりました。雪が降って景色はきれいですが、歩けば滑るし、車はスリップしてノロノロ運転。南仏も例外でなくTVニュースのトップ記事はマルセイユの大雪(Marseille sous la neige)で、マルセイユの旧港や地中海沿岸コートダジュールの雪景色を映しました。何しろ22年振りの大雪だそうで、20−40cmの積雪に高速道路や空港は閉鎖され、バス、市電やTGVを含む鉄道は運休、学校はお休み、地区によっては停電となって明かりも暖房も無く、寒さに震える日が2日間も続きました。パリではその後珍しく空は晴れましたが、日中でも零下の気温に大気が凍って、積った雪もなかなか解けない状態でしたが、斜めから強く射す眩しい日光に寒さが少し緩んだ気が致します。ニースの知人からはミモザの蕾が黄色く膨らんで、今にも咲きそうな気配との便り、春が近いと感じます。