卒業50周年の秋

東京タワーが出来た年にG学園を卒業してから50年、記念行事が催されるとの知らせを受け、又と無い機会と思い、云い様の無い懐かしさにかられて東京へ行きました。9月も20日を過ぎたというのに、日中は30℃の暑さ、ツクツクボウシアブラゼミが鳴き、夜はマツムシや鈴虫、コオロギの大合唱に驚きました。始めは、まだまだ賑わうビヤ−ガーデンの雰囲気作りに、録音した鳴き声を流しているのかと思ったのですが、手を叩くと一瞬鳴き止むので、本物だと判りました。それでも10月に入りましたら、残暑も去り、どこからかキンモクセイのほんのりとした香りが漂い、空は高く、秋が定まった感じでしたが、紅葉には少し早く、公園にホウキ草として知られるコキアが綺麗な赤紫に色を変えて見頃でした。当地に戻りましたら、丁度木々の葉が黄色く輝き始めたところ、マロニエだけが殆ど葉を散らしていました。今、家の壁や土塀に這う蔦が真っ赤に、朝霧が更に秋を進めています。我がアパートに暖房が入りました。