ツール・ド・フランス 2010  ( LA TOUR DE FRANCE 2010 )

今年の“ツール・ド・フランス”の日程が発表になりました。“ツール・ド・フランス”は1903年に始まったフランス国内を巡る自転車の大ロードレースで、今年は第97回、毎年ヴァラエティに富んだコースを設定、ファンの興味を引いています。今年は7月3日にオランダのロッテルダムを出発、ブリュッセルを経てフランスに入り、7月7日カンブレ(Cambrai)からシャンパーニュの里ランス(Reims)着、翌日エペルネイ(Epernay)からパリ近郊のモンタルジス(Montargis),7月10日にはアルプスに至りコースは次第に嶮しい山間部となってモルジーヌ(Morzine),アヴォリアス(Avoriaz)を通り、パリ祭の7月14日はシャンベリー(Chambery)から峠の町ギャップ(Gap)へ、システロン(Sisteron)からブール・レ・ヴァランス(Bourg-les-Valence)、ロデス(Rodez),ルヴェル(Revel)から7月18日にピレネー山脈(les Pyrenees)に至り、今回最も厳しいピレネー越えのコースを辿り、7月22日ポー(Pau)からマリーブランク峠(Col de Marie Blanque)(1035 m),スーロール峠(Col de Soulor)(1474 m)そしてトゥールマレ峠(Col du Tourmalet)(2115 m)に挑みます。このコースは既に1910年に開発されましたので、此処でピレネー超えコースの100年を祝います。その後はボルドー(Bordeaux)に7月23日到着、ポイヤック(Pauillac)7月24日発ロンジュモー(Longjumeau)へ移動、最終日7月25日はパリへ向かい、最後はルーヴル宮からリヴォリ通り、シャンゼリゼ大通りのコースを8周してゴール、合計3596kmを走破することになります。昨年は最終日シャンゼリゼのコースで日本の選手2名が懸命に先頭争いを演じ、TV 画面に向かってつい声を出して応援したのですが、今年はどうなりますでしょうか。レースを中継放送するテレビはコース上の景色は勿論、名所旧跡も映してくれますので楽しみです。